“走行距離が少ないものが絶対安心”
“年式が新しいものなら絶対大丈夫でしょ”
そう考える人は少なくないと思います。
最近はネットで車を購入する方も増えていますよね。そういう私もその中の1人です。
買ったはいいもののトラブルばかりでせっかくの楽しいカーライフが台無し。。買わなきゃ良かった。。
なんて事にならない為にも 私の経験をもとに中古車購入のリスク回避術をお伝えしたいと思います。
相場を知る
シンプルですが、欲しい車が見つかったらまずは相場を把握する、これが鉄則だと思います。
相場は一つだけではありません!
- 時期の相場
- 人気車種やグレードによる相場
- 経年数や走行距離による相場
時期の相場とは値段相場が時期によって変わることです。
この時期に買えば絶対安い!というわけではないですが、私が車を探していた際に、1月~3月などは就職や新生活などへの準備の為か、若干価格相場が上がったんです。
私が購入した5月になると若干ではありますが価格相場が落ち着いたように感じました。
人気車種も相場を見るうえで大事なポイントだと思います。
最近ではミニバンからSUVへ人気が移行してきましたよね。需要が高まると価格相場も上がるわけです。
また、安過ぎたり逆に高過ぎたりするものもなかにはあります。
安過ぎるのは見た目や中身になにかしらトラブルを抱えているのかなと思いますし、高過ぎるものは売り手のほうが本当に相場を把握しているのかと疑いたくなる車両もあります。
例えば年式や距離、スペックなどほとんど変わらない2台があって一方が数十万も安かったり高かったりするとその差はなんだ!?と思いますよね。
そういうものを見極めるためにも相場を知ることが大事だといえます。
気になる数台に絞る
ここでのポイントは購入に向けて自分の中で優先順位を明確にすることです。
私の場合、欲しい車の検索結果が全国で100台ほどと少なく、更に欲しい色で絞るとたったの2台という結果になりましたww
絞られすぎですよね・・・
私の場合は極端ですが、そうすることで整理出来ますし、購入までもスムーズに行けると思います。
私の経験をもとに、数台に絞るポイントをリストアップしていきます。
走行距離と年式
基本的に走行距離は年式とセットで考えなければいけません。
サイトなどでも一般的に年式を問わず走行距離が少ないと価格は高いです。
極端な例ではありますが
2年落ちの車で走行距離が100,000㎞、10年落ちの車で走行距離が10,000㎞という車があった時に、距離だけを見るのはなく年式も一緒に見たほうがいいです。
年式が新しくても年間の走行距離の多い過走行車や、年式が古くても走行距離が極端に少ない車、両方とも車にとっては負荷がかかっています。
予算の中で年式と走行距離のちょうどいいバランスの車を探してリスクを減らしましょう!
ボディカラー

クルマ選びの醍醐味ともいえるのがボディーカラー選びですよね。
ここでも優先順位を決めておくと選びやすいかと思います。例えば
- 自分が乗りたい色
- リセールバリューを考えて人気色
- 値段が抑えられる不人気色
自分が乗りたい色が決まっていればそれが1番だと思います。
せっかく買ってもリセールバリューを優先して、好みでない色を選んでしまってはせっかくの楽しいカーライフも楽しめないですから。
ただ、特にこだわりがなければ、手放す時の買取価格のことを考えて人気色を選んだり、あえて、少しでも安く購入できる不人気色を選ぶのも良いと思います。
オプション
ここも予算や用途に合わせてみていくといいと思います。
オプションの数が増える分金額も上がっていきます。
本当に必要なオプションなのか、生活スタイルに合わせて決めるといいと思います。
- 純正ナビ
- ETC車載器
- シートヒーター
- 自動格納ドアミラー
- バックモニター
- ドライブレコーダー
- 純正エアロ
- 保証オプション
etc…例をあげただけでも沢山あります。
車自体の純正オプションや購入する店舗のオプションなど様々です。
最近は物騒な車のトラブルも多いのでドラレコは必須かもしれませんね。
個人的にはシートヒーターと自動格納ドアミラーはお気に入りです。
シートヒーターはとにかく暖かい!冬場の、特にレザーシートなんかは座るだけで寒いのでガクブルしていたのがシートヒーターを付けるだけで、寒かったのを忘れてしまいそうになりますよ。
自動格納ミラーは施錠する際に連動してミラーを畳んでくれるシステムです。車種問わず上位グレードについている印象です。
私自身はもともとミラーは畳むタイプの人間ですが、施錠、開錠と連動しているので、ミラーの畳み忘れなどもなく非常に便利です。
記録簿
記録簿とは、その車が過去にどんな整備をしたかが記されているものです。
12カ月点検、24カ月点検の際にも整備内容を必ず記入しなくてはならないものです。
よってこれから自分が所有して整備していく過程で記録簿があるのとないのとでは全然違ってきます。
交換部品のタイミングが重なり、前オーナーが車を手放している場合も多いです。
その場合、自分が購入した後にそれらの交換となると更に出費が増えることになります。記録簿の大事さが分かりますよね。
ちなみに私の場合は、購入した車に記録簿は付いていませんでした。
私の優先条件の中には記録簿が付いている車、とリストに入れていたんですが、なんせ車両台数があまりに少なく、記録簿有りという条件は諦めるほかありませんでした。
なので今までの整備の記録はわかりません。。次回の交換目安時期が書かれているシールが貼っている箇所もありますが、全部がわかるわけではありません。
このパーツはいつ交換したんだろう。。。
といった悩みが常にあるわけです。
なのでそういう思いをしないように記録簿は付いているほうがリスクは格段に減ると思います。
問い合わせ(実車を見に行く)
ここまで来ると気になる車も数台に絞られていると思います。
メールや電話で問い合わせて実際に車を見に行く、これが一連の流れだと思います。
リスクを減らすために大事なポイントを大きく2つに絞ってまとめました。
店の雰囲気・スタッフの対応
まず絶対条件でファーストインプレッションが大事だということ。これに尽きます。
私が実際行った店や、メールで問い合わせたのは全部で6件ほどでしたが、それでも三者三様といった感じで色々ありました。
メールで問い合わせしても返事もない店。
実際見に行っても店内からダラダラ出てきて挨拶もせず車の中すら見せてくれない無愛想な店。
逆に、試乗してみますか?と店側から提案をしてくれる店や、閉店時間を過ぎても熱心に在庫状況など調べてくれる店など本当色々です。
印象というのは影響力が強く、いくらその店に欲しい車があったとしてもスタッフの対応が最悪だと全く購買意欲が湧かないのです。
ここを妥協してしまうと、購入についてのやりとりや、購入後のアフターフォローも望ましいものは得られないと思うので注意が必要です。
ネットや雑誌で見れなかった所や知りたい情報をしっかり確認する

ネットや雑誌に掲載されている写真や情報だけだと不足しているものがほとんどです。
やはり最後は実車を見るにこしたことはありません。
特に写真などは加工されていたり撮影時間や反射などで分かりづらい部分も多いです。
実際見に行った際に、車を前に舞い上がって聞きたいことやチェックポイントを忘れちゃった!とならないように細かくまとめていきます。
- ボディ全体や下回りのこすり傷やさびの有無
(雪が降る地域の車は融雪剤の影響で、海に近い地域の車は塩害で錆びているものもある) - フロントガラスへの飛び石による傷など
- 標準である部品の破損や紛失がないか
(例:アンダーカバーやエンジンルーム内にある部品のカバー、スペアキーなど) - シートのよれや天井の垂れ、ブレーキペダルのすれなどの傷み具合
(輸入車の場合は天井の生地が剥がれてきやすいです) - メーター類やディスプレイ、ライト、スイッチなどの機能が正常に作動するか
- 飲食やタバコによる汚れ、シミなどの有無
(これ落とすのは本当に大変です) - 記録簿の有無
- 年式、走行距離に対して経年劣化の具合は相当か
(例:保管状況によって起こる塗装の傷みやライトの黄ばみ、日焼けなど。年式がいくら新しくても保管状況によっては経年劣化が進んでしまいます。) - ハンドルのセンターズレがあるか
(ハンドルのセンターズレがあると真っ直ぐ走らないなどの問題が出てきます。)
チェックするポイントって結構沢山ありますよね。
車のボディ全体をしっかり見ておくのはもちろん大事ですが、車内も全体的にしっかり見たほうが良いと思います。
しっかりチェックすることによって、前オーナーの乗り方や手入れ具合も少なからず見えてきます。
例えば、シートひとつとってみても乗り方のクセが見えてきます。乗り方が雑な人はシート座面のクッション部分やサイドサポートが潰れています。ドヤ~っとした乗り方をしているとほぼ確実に潰れていきます・・・(._.)
私の場合は、県外の店で購入することになったので、実車を見れるのが納車を含め、2回だけでした。
なので、かなり細かいチェックリストを作って見に行きましたよ。
後悔しないようにしっかり見ておきましょう!
中古車とはいえ高額な買い物になります。
中古車を購入するという事は多かれ少なかれリスクはあると思いますし、手間暇もかかります。
ですが、しっかり調べておくことでそのリスクを最小にすることが出来ると思いますし、購入後は愛車を大切にすると思うんですよね。
この記事を読んで少しでも中古車購入のリスクが減れば嬉しいですし、中古車を探す作業も楽しんでもらいたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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